
かに(蟹)・冬が旬の食材
かにはネット販売の魚介類でも、TVの通信販売でも人気の高い冬の味覚の王者と言えますね。またスーパーでも年末にかけては物凄い大量のかにが店頭に並びます。
代表的なものはやはり鍋でしょうか。この寒い冬の時期の鍋ものにはちょっと豪華で華を添えてくれます。もちろんボイルしたものや生、焼きなどかにそのものの味を堪能したいところです。
かにには多くの種類がありますが、特にズワイガニはその採れる地方によって名前が違っています。ネット上ではロシア産やアラスカ産のものが多くでまわっていますが、やはり日本海のズワイガニは格別と言われていますね。
最高級ブランドと言えば、間人ガニです。これは京都府京丹後市で獲れるもの。
そして、福井県で水揚げされるズワイガニ(ずわい蟹)は、越前ガニ。石川県沖で水揚げされたズワイガニ(ずわい蟹)は加能ガニ。島根県、鳥取県、兵庫県、京都府で水揚げされたズワイガニ(ずわい蟹)の総称はご存じ松葉ガニと呼ばれています。
さらに、ズワイガニ(ずわい蟹)のメスを地域によって呼び名が違っていてせこがに、せいこがに、こうばこ(香箱)、こうばこがに、こっぺがに、せこがに、親がになどと呼ばれています。メスのズワイガニ(ずわい蟹)の場合は脚の身入りがほどんどないので内子と外子を食べます。これが実に美味しいですね。
その他に、毛蟹、タラバガニ、ワタリガニ(写真)などがあります。全てかにと言う名前が付いていますが、実はタラバガニだけはヤドカリの仲間になります。
鮮度の見分けは、活けものがあればそれが一番良いのですが、海から遠い地方では冷凍ものが多く販売されています。そうなると、なかなか鮮度の見分けは難しいですね。
かに(蟹)の旬: 11月〜2月ころ
かに(蟹)の料理ポイント
蟹は焼いても、蒸しても、茹でても良いのですが、売っているものの多くが冷凍ものですから、とくに下ごしらえなどしなくてもいただけますね。
活の蟹を料理する場合は、ばらして料理をすると旨みが逃げるので、大きな鍋でそのまま茹でたり、蒸したりすると良いです。
かに(蟹)を使ったおすすめ料理
ワタリガニを豪快に豆鼓で炒めた「ワタリガニの豆鼓炒め」をおすすめします。
先にワタリガニを油で揚げておくので、しっかりと揚げておくと殻の部分も香ばしく、美味しくいただくことができます。