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おせち料理・正月料理のいわれ

しきたりや決まりごとがいろいろとあるのがお正月。
しかし、必ずしもそれに縛られる必要もないと想いますが、
うんちくとして知っていれば、それだけでも、気分よく新しい年を迎えることができるように想います。

おせち料理って?

日本には四季があります。
その昔は暦の上でそれぞれの季節を、初、仲、晩に分けて12の季節を設けました。
さらに細分化して、24節気と言う、暦と実際の気候との差を解消する為のことがらを定めました。
その節目が節句になります。

これは奈良時代の節会(せちえ)と言うものが元になっていて、
江戸時代になってから、農家や武士に関係のある日を特に選んで五節句として祝ったそうです。
その時の料理がおせち料理なんです。

ですから本来は一年に5回作られていました。


祝い肴って?

もともとはこの祝い肴3種お雑煮があればお正月を迎えることが出来るとされていました。

祝い肴3種は関東と関西では違っていて
関東は、黒豆、田作り、数の子を組み物として考えます。
おせち料理・黒豆おせち料理・田作りおせち料理・かずのこ

関西は、黒豆の替わりに、たたきごぼうを組み物としています。
おせち料理・たたきごぼうおせち料理・田作りおせち料理・かずのこ

祝い肴3種は、三つ肴とも呼ばれていて、五穀豊穣や子孫繁栄の願いが込められています。
また江戸時代においても、これらの食材は比較的安く、
農民や庶民でも手に入れることができたと言うことです。


柳ばしを使うのはなぜ?

お正月の三が日は、両端が細くて、中心あたりが膨らんでいる箸を使用します。
この箸は両口箸といわれ、お祝いの席やお正月など『晴れの日』に使用する箸です。
特に、お正月には、片側で私たち人間が、反対側で年神様が食事をしているといわれています。

また、正月に使用する両口箸は、丈夫な柳の木を使用したので、これを柳ばしと言います。
これは正月早々箸が折れると縁起が悪いので丈夫な箸を使用するという意味があります。

柳ばしは中心あたりが膨らんでいる姿から、女性が身ごもっている姿や稲穂が実っている姿に見立てて、
子孫繁栄を願うという意味もあります。


おとそのいただき方は?

元旦の朝に、家族そろって最初にいただくのがおとそです。
これは中国の風習が伝わってきたもので、無病息災、延命長寿の願いが込められています。
本来は漢方薬とみりん、または清酒とみりんを大晦日に酒器に入れて、
薬効成分を抽出したものをいただきます。

まず、家長(年長者)がいただいてから、一番若い人に杯を渡して年長者がつぐのが正式です。
これは年長者の英知を分かち与えるという意味があるそうです。


縁起食材って?

おせち料理に使用される食材には、それぞれ縁起ものとして意味があります。
これを縁起食材と呼びます。

おせち料理・黒豆黒豆・・・黒々とまめに健康で働けるように
食材としては丹波地方の大粒のものが有名です。またシワを出さないで煮るのが今の主流ですが、江戸時代には程よいしまりと平たい形が特徴の雁食いと言う種類の豆を使用してシワを自然に出すのが一般的でした。

おせち料理・ごまめごまめ・・・五穀豊穣を祈願
ごまめとはかたくちいわしを生で干したものを言います。五穀豊穣は「五万米」を当てていると言うことです。また、かつて田の肥料にもしたことから「田作り」とも言うそうです。小さいながらもお頭つきでめでたい一品です。

おせち料理・かずのこかずのこ・・・子孫繁栄を祈願
にしんの卵巣の塩漬けです。今は高級品なんですが、昔にしんが大漁の時には、捨ててしまうほどの安価な食材でした。昔は乾燥したかずのこを3日間お米の砥ぎ汁につけて戻して使ったと言います。

おせち料理・ごぼうごぼう・・・根気がつく、家の土台がしっかりする、と言う縁起物
昔のごぼうは太くそして硬いものが多かったので、叩いて繊維を柔らかくして使用しました。その為たたきごぼうと言う名前が残っていると言うわけです。


おせち料理・昆布昆布・・・よろこぶ、にかけての縁起物
古代昆布はひろめと呼ばれていて、喜びを広める縁起物と言う意味もあるそうです。特に昆布巻きは文化や学問の栄えに通じる巻き物から縁起食材として料理されています。


おせち料理・ちょろぎちょろぎ・・・長寿への祈願
シソ科の植物の地下茎の先端が肥大化したもの。長老喜、千代呂木の字をあてての縁起物です。


おせち料理・海老えび・・・長寿の象徴
加熱すると曲がることから老人に見立て、長寿の象徴になりました。




正月飾りとお供え

正月飾りは、年神様を迎えるための準備で、その家の一年間の平安を守るとされています。
飾る日は、29日は二重苦を連想するので避けます。
また31日はお葬式と同じ一夜飾りになるのでこれも避けるようにします。

お供え鏡もちは年神様へのお供物になります。
一般的には、三方の上に半紙を敷き、裏白の葉の白い方を表にしてのせて、だいだいを一番上にのせます。
裏白は潔白で正直な気持ちを、だいだいは親子代々子孫繁栄という意味があります。

そして1月11日に鏡もちを食べるのが鏡開きですね。
ちなみに、1月7日は七草がゆをいただきます。
これは疫病予防と邪気払いという意味があります。
七草がゆには「かゆ柱」としてお餅を入れるのが一般的です。




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