
低カロリー・低塩分な鍋物のコツ
鍋物のカロリーは総じて高くなる傾向にあります。
理由のひとつは、美味しいのでつい食べ過ぎてしまうこと。もうひとつは、鍋の後の雑炊や麺類などが非常に美味しいので食べ過ぎてしまうこと。
つまり、美味しいので食べ過ぎてしまうという傾向があるために総じて高カロリーになってしまうわけです。
量を加減すれば、低カロリーで栄養のバランスの良い食事になります。
ですから、肉系の鍋物よりは魚系の鍋物、さらに野菜を中心にした鍋物にするとカロリーは低くなっていきます。
いづれにしても、食べる量に注意して野菜を中心にすることが低カロリーな鍋物のコツになります。
また、締めの雑炊も、ご飯は増えますので、少し少ないかな?と思うくらいのご飯の量で作るとちょうど良い雑炊の量になりますね。
■低塩分な鍋物のコツ
水煮系の鍋物の場合は、つけ汁につけて食べますので塩分のコントロールがしやすいです。家族全員がうす味にする必要がない場合は、注意をしている人のつけ汁は、鍋の汁で薄めて食べるようにします。
問題は、汁もの系やすき焼き系の鍋物の場合です。
例えば、ご主人さんだけ塩分に特に気をつけなければいけないというような場合には、全体の味を薄くしてしまうとほかの人が美味しくありませんね。かといって別の鍋で2つ煮るのも、皆でつつく鍋物の醍醐味からはずれますし…。
ですから、塩分に気をつけている人が食べ方に注意することが最良ということになってしまいます。
ひとつは、食べる量のコントロール。食べる量が多ければ当然その分の塩分も多く摂ることになります。
もうひとつは、煮汁を飲まないようにすることです。汁もの系の鍋物の場合はこれで良いのですが、すき焼きの場合は、まず味見をする役も兼ねて、味がしみ込む前に食べるということでコントロールをします。
また、おでんなどの具材になる、練もの製品、ちくわやはんぺんなどは塩分が多いので量を控えるようにします。
全体的には少し薄味にします。
そのために、少し強めに出しを引いたり、うす味を補う薬味を用意したり、食材にこだわったりして全体的な味を薄めにします。そしてここでも野菜中心にした鍋物にすることが低塩分な鍋物のコツになります。
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